

コンパクトを極めたボディが最大の魅力。
通称「Aセグメント」と呼ばれるこのクラスは、最もボディサイズの小さなタイプ。ヨーロッパでは生活の足としてポピュラーな存在であり、サイズ的にも日本固有の「軽自動車」に近い存在だ。ただし輸入車の場合は、排気量が1リッター前後、全幅は1.6~1.7メートル前後と普通車規格が主となる。限られたサイズとコストの中で、高い安全性や居住性を追求した設計には欧州車の真髄が表われている。各ブランドの個性を凝縮したデザインも大きな魅力だ。
小さくても、室内は広い、
独創的な設計・デザイン。
ボディサイズが小さいから室内も狭い、とは限らない。最近のモデルは全幅が1600~1700mmほどあるのが一般的で、その外寸を最大限生かした設計が施される。特に横方向の余裕は軽自動車とは段違いで、上級車に遜色ないものも多い。後席は狭めだが、ちゃんと実用になるモデルもある。単純明快な空間設計やデザインに惚れて買う。そんなことがあるのも、このクラスならではの特徴だ。
全長3.5m~3.8m前後、
小さなボディに個性的なルックス。
狭い街路もスイスイ走ることができ、駐車場にも入れやすい。街乗りには最適で、運転初心者にも向いている。小排気量車ではパワーに余裕のないこともあるが、現代のクルマなら快適性も含めてまず問題ない。むしろキビキビとした走りはクルマを運転する実感に溢れている。
小回りが効いて、狭い道も走りやすい。
駐車も簡単!!
狭い街路もスイスイ走ることができ、駐車場にも入れやすい。街乗りには最適で、運転初心者にも向いている。小排気量車ではパワーに余裕のないこともあるが、現代のクルマなら快適性も含めてまず問題ない。むしろキビキビとした走りはクルマを運転する実感に溢れている。
排気量が小さい分、燃費性能も優れる
輸入車の中では最も経済的。
1.0~1.6リッター前後の排気量が主流と、輸入車の中では最も小さく、結果として実用燃費に優れたモデルが多い。タイヤやバッテリーなどの消耗品も比較的安く、その点でも経済的な負担は少ないはずだ。自動車税は「1リットル超1.5リットル以下」なら年間3万4500円。600~700ccの「スマート」(普通車)の場合は2万9500円、軽規格の「スマートK」なら7200円で済む。
トランク容量は200L前後、
後席を畳めばかなりの大物も。
荷室容量は200L前後と、中型セダンの半分程度。ただし後席を畳んだり、前後にスライドさせたりして、2~3倍まで容量を増やせるものが多い。2名乗車なら大型テレビやパソコンのような家電はもちろん、車輪が外れるスポーツ自転車を1~2台積めるモデルもある。
女性やビギナー、クルマ好きまで
幅広い等身大のクルマを日常的に使いこなす。
小回りの効いて可愛いクルマを必要としている女性、免許を取ったばかりのビギナー、あるいは運転の楽しさやデザインを優先するクルマ好き、といったあたりだろうか。自分が「気に入る」ことを前提に、等身大のクルマを日常的に使いこなす、そんなライフスタイルが見えてくる。
日本において輸入車のAセグメントカーに乗る意義とは、そのデザインや設計の素晴らしさに共感できるかどうかがポイント。そのコンパクトさゆえのフィット感、クルマとの一体感も大きな魅力だ。室内空間は決して広くないが、いざとなれば大人4人が乗ることも可能だし、工夫を凝らせばトランクも予想以上に使える。ビギナーだけでなく、ベテランドライバーのパーソナルな足としても格好のモデルだ。


2003年の生産終了までプジョーのエントリーモデルだった106。日本にはスポーティグレードの1.6リッター前期型の「XSi」、ないし後期型の「S16」のみが正規輸入された。今や貴重な「ホットハッチ」としてその存在が光る。
1997年「シャンソン」というネーミングで日本に登場。2000年からフランス本国と同じ「サクソ」に。メカニズムのほとんどはプジョー106と共有するが、内外装デザインや微妙な味付けにシトロエンらしさが表れている。106同様、2003年に生産終了。
仏ルノーの最小モデルがトゥインゴ。全長は3425mmと短いが、独創的なデザインは注目度抜群。インテリアデザインもポップだ。左ハンドル・3ドア仕様のみで、5MTの「パック」と5速セミATの「イージー」もしくは「クイックシフト5」がある。
メルセデス・ベンツと時計の「SWATCH」とのジョイントベンチャーで生まれた傑作マイクロカー。「人間2人とビールケース2個が運べる」がコンセプトで、リアにメルセデス製600ccないし700ccの3気筒ターボエンジンを搭載する。クーペ、カブリオレ、日本の軽規格に合わせた「スマートK」の3モデルがある。
フォルクスワーゲンの最小モデル。全長3.5m余、全幅1.6m余のコンパクトなボディに高品質な作りと高い安全性を確保。標準車は1.4リッター(75ps)+4ATだが、高性能モデルの「ルポGTI」は1.6リッターDOHC(125ps)+6MT仕様となりクルマ好きの間で人気。本国での生産終了を受けて、日本でも2005年に販売を終了した。