

最大、最高級の4ドアセダン。
多くの自動車メーカーで最大、最高級となるセダン。メルセデス・ベンツSクラス、BMW・7シリーズ、アウディA8、ジャガー・XJ、キャデラック・STSなどが代表的な例だ。全長は5メートル前後だが、後席を広くするため、さらにホイールベースを伸ばしたロングモデルを用意することが多い。法人需要のほか、オーナー自らが運転を楽しむドライバーズカーとしての資質も高い。エンジンはV8あるいはV12の大排気量が多く、駆動方式はFRが主流だ。新車価格は700万円台から数千万円まで。
豪華装備に加えて、近年は先端装備も充実。
高級車にふさわしく、ウッドやレザー、電動機構をふんだんに使った豪華な仕立て。ナビゲーションシステムやレーダークルーズコントロール等、最近は様々な先端装備が当たり前になってきた。ロングモデルのリアシートには、高品質オーディオやDVDプレーヤー等が備わることもある。

全長5.0m×全幅1.9m前後、フォーマル、重厚長大。
エンジンルーム、居住空間、トランクルームで構成される、典型的な3ボックス。実用性に配慮して、多くは全長5.0~5.2メートル前後、全幅1.9メートル前後に収められる。クルマの顔でもあるグリルデザインが、各ブランドの個性を強くアピールする。
最高レベルの快適性、
特にハイスピード域が得意。
言うまでもなく、走行時の快適性は最高レベルにある。乗り心地、静粛性、安心感が超高速域まで保たれるのが特徴だ。ボディが大柄なので狭い場所での取り回しは容易ではないが、高速道路では疲労の少ない、快適なロングドライブが約束される。排気量によって走りの印象が異なるので、自分にあったものをしっかり見極めたい。
5Lの自動車税は8万8000円、
維持費はそれなりに高い。
どんなにUカーで安く買えたとしても、維持費は新車と同じ。車両保険代は安くなるが、税金やガソリン代はそれなりに覚悟したい。排気量4.5L超、6L以下なら自動車税は年間8万8000円。10・15モード燃費の相場は 6~8kmで、実燃費が5km以下になることも日常茶飯事だ。少しでもセーブするなら3~3.5Lぐらいのエンジンがお勧め。
電動オートクロージャーなら
軽く閉めるだけでOK。
多くがゴルフバッグ4個程度を収納できるトランクを備えている。一方、乗員側に騒音や振動を伝えないため、トランクスルーを廃することが多い。快適性を重視して、最近は電動オートクロージャーが装備されており、「ドン!」と閉めて後席の乗員を驚かすことはない。
やっぱり社長さんが多い。
新車であれば1000万円オーバー、しかもパーソナルユースには少々過剰なボディサイズと性能ゆえ、社長クラスの社用車であることが圧倒的に多い。大人4人が快適に過ごせる室内と存在感のあるボディは、ビジネスツールとしては最適と言える。ただしUカーの場合はそうしたイメージを逆手にとって、逆にカジュアルに乗りこなす、というノリで行きたい。
最高級セダンには、各メーカーが持つ最高・最先端の技術が投入されており、品質、快適性、耐久性ともにレベルは高い。一方で税金やメンテナンス費などもそれなりに掛かり、所有するだけでは意味は薄い。特に最近のSクラスや7シリーズといったドイツ製高級セダンはステータスシンボルである以上に、使ってなんぼのクルマ。よって、おすすめしたいのは、ビジネスからプライベートまでクルマをガンガン使いこなすヘビーユーザー。それで仕事も遊びもうまく行くなら、まったくもって安いものだろう。

高級セダンの定番にして大御所。Uカー市場でも人気の高いモデルだ。スポーティな外観の先代「W220」に対し、2005年に登場した現行型「W221」は押し出し感を再び取り戻している。ショーファードリブン向けのロング仕様あり。
最高級セダンであっても「駆けぬける歓び」を追求するのがBMW。存在感のあるボディとは裏腹にフットワークは軽く、運転好きの期待に十分応えてくれる。2001年からの現行型「E65」では、操作系のほとんどを電子制御とした「i-Drive」を採用。2005年には外観を中心にマイナーチェンジされている。
初代は1994年にデビュー。オールアルミ製スペースフレームによって大幅な軽量化を実現。フルタイム4WDシステム「クワトロ」を採用し、スポーティーな走りと圧倒的な安定感を両立している。現行の2代目は3.2L・V6から6L・W12まで多種多様なエンジンを搭載。ロングホイールベース版のほか、高性能モデル「S8」もある。
大英帝国いまだ健在なりといった気品と風格、それがジャガーの真骨頂だ。2003年に日本導入された現行型はオールアルミ製ボディを採用し、軽快なフットワークを獲得。エンジンには3.5L・V6、4.2L・V8、もしくは4.2L・V8スーパーチャージャー仕様がある。歴代XJを彷彿とさせる流麗なスタイリングとクラシカルなインテリアは、時代を越えた魅力を放っている。
CX(1974年)やXM(1989年)に続く、シトロエン久々の最高級セダン。極めて個性的なスタイリング、広大な室内、伝統の油圧サスペンションによる高い操縦性と快適性を備えて2006年に日本上陸。3リッターV6エンジンに6速ATを組み合わせる。その独特の豪華さ、非日常性はドイツ勢に一切引けをとらない。