
実用性の高い4人乗りオープンカー
オープンカーには様々な種類があるが、コンバーチブル(カブリオレとも言う)とは後部座席を備え、狭いながらも4人乗りが可能なタイプのものだ。また、基本的に屋根を閉じた状態をデフォルトとして設計されているのが特徴となる。
近年では電動開閉式の分割式ハードトップを備えたモデルも出揃い、オープンならではの開放感と同時に、日常の使い勝手も考慮されたモデルが目立つ。普通のモデルよりも車両価格は高くなるが、はじめてオープンカーを購入する人にとって、コンバーチブルは最適なモデルだ。

レザー素材をふんだんに使用。
後部座席もいちおう確保。
ベース車両の基本デザインを踏襲しつつ、内装をレザー素材などをふんだんに使用し、コンバーチブルならではのプレミアム感を演出するものが多い。後部座席も少々窮屈だが確保され、4人乗りとなっている。幌の場合でもルーフには内張りがあるものがほとんどだ。
2ドアのセダンないしハッチバック車がベース。
分割式ハードトップは、開けても閉じてもスマート。
厚手のキャンバス地を使ったソフトトップ(幌)を備えたモデルのほか、近年では分割式ハードトップを採用するモデルも多い。景色に溶け込むかのような目立ちすぎないデザインも長所と言える。
ほぼベース車と同様の運転感覚。
後方視界が限られるモデルもある。
基本的な運転フィーリングはクローズド時はベース車と同じで、女性でも運転しやすい。ベース車よりもAピラーを寝かせ気味にデザインしているモデルが多く、運転時はちょっとタイトに感じられるかも。またソフトトップ車の場合は、斜め後ろの視界がやや遮られる。

今やルーフ部分の耐久性は高い。
燃費もベース車と同レベル。
一昔前は、ソフトトップ部が劣化して雨漏りがしたり、リアウインドウの(塩ビ製)が白く曇ったり、といった経年劣化が宿命だったが、現代のコンバーチブルの耐久性はクローズドモデルと同等だ。燃費など、その他の維持費もベース車にほぼ準ずる。
たたんだ屋根の収納分だけ狭くなる。
ちょっとした手荷物は後部座席へ。
たたんだ屋根をトランクルームの一部に収納するため、ソフトトップ車でもそうだが、特に分割式ハードトップ車の場合は、必然的にトランク容量が狭くなる。ちょっとした手回り品なら後部座席へ置いておけるし、買い物や小旅行程度ならよほど大きなものを運ぼうとしない限り、困ることはない。
ファーストカーにも使える、
実用性の高さが魅力
ライフスタイルにこだわりを持つ、比較的若い世代に人気だ。コンパクトなボディは使い勝手が良く、積載能力もまずまず高い。車両価格はちょっと割高だが、決して手が届かないモデルではない。セカンドカーとしてはもちろん、1台ですべてをまかないたいユーザーにも選ばれている。
「普段の暮らしに、ちょっぴりスパイスを効かせたい」
ぱっと見は普通のハッチバック車やクーペのように見えるコンバーチブル。主張しすぎず地味すぎない独特の存在感に惹かれるファンも多い。室内は大人4人が座れるスペースを確保し、日常生活における使い勝手は良好。“普段はクローズ、いざというときはオープン”という使い方が、雨の多い日本においてはもっともスマートな使い方だ。
クルマに多少なりとも興味を持つ人なら、過不足のないクルマ生活に、ちょっちりスパイスを効かせたいと思うもの。そんなとき、コンバーチブルという選択肢が浮かび上がってくるのではないだろうか。


VWゴルフといえば、ドイツの誇るハッチバックの優等生。ゴルフ・カブリオレは、通常の屋根の代わりにキャンパス地のソフトトップを備えたモデルだ。Bピラー部にロールバーを備えて、ボディ剛性や安全性をしっかり確保するなど、VWらしいこだわりが見える。2006年に「イオス」にバトンタッチした。
VWゴルフベースで、2006年にデビューしたコンバーチブル。従来のゴルフ・カブリオレとは一線を画し、ワンタッチで開閉可能な5分割式メタルトップルーフを採用。より華やいだ印象と耐候性を強めた全天候型コンバーチブルだ。
往年のビートル・カブリオレをモチーフに、同様のコンセプトで1999年に登場したモデル。屋根はソフトトップの電動折りたたみ式。最新モデルでありつつ、ちょっとレトロな感覚が味わえる1台だ。
BMW 3シリーズにも代々コンバーチブルが用意されている。セダンやクーペとは趣の異なる、きわめて流麗なスタイリングが特徴だ。写真は先代3シリーズ(E46型)がベースのモデル。2007年デビューの新型は電動ハードトップとなった。
2002年に発売されたA4のカブリオレモデル。ルーフ部は3層構造の幌となり、開閉はボタンを押すだけだ。アウディらしい知的で洗練されたスタイリングが魅力。
クーペ・カブリオレの略である「CC」の名を冠した、プジョー渾身の自信作。クーペとカブリオレ、双方のスタイルを見事に両立させた独創的なボディは、デビュー時に大きな話題となった。いまも人気の高いモデルだ。
206CCに引き続き、Cセグメントハッチバックの307をベースにしたクーペ・カブリオレモデル。ワンタッチでメタルトップを開閉できるほか、大人4人が着座できる室内空間を確保している点がポイントだ。
306シリーズはフランスのプジョー社が1993年から2001年にかけて生産したコンパクトカーで、ハッチバック、セダン、ステーションワゴン等のバリエーションを持つが、中でもスペシャルメイドとなるのが4人乗りオープンモデルの「306カブリオレ」だ。
ワンタッチで開閉できるハードトップに厚さ3.15mmのガラスを採用した、スタイリッシュなカブリオレ。赤外線や紫外線もカットするほか、手動式のサンシェードも備わり、屋根を閉じれば快適そのものだ。
幌の開閉はボタン操作のみで可能。サンルーフのようにルーフが後方にスライドした後、フレームが分割格納される凝ったつくりだ。幌を閉じた姿もちゃんとMINIになっているのが素晴らしい。
70シリーズをベースに作られたコンバーチブルモデル。ボルボらしく控えめで上品なデザインや、ゆったりした走りが特徴。従来は幌タイプだったが、2007年から登場した新型は電動ハードトップを採用する。